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【映画レビュー】『スノーデン』「情報は武器」と言うけどそのままの意味で「武器」だった

Joseph Gordon-Levitt in Snowden (2016)

現代社会では、ぼくたち人類はパソコン、スマートフォン、インターネットなど、テクノロジーのさまざまな恩恵を享受しています。しかし、そんな恩恵の裏に恐ろしい事実が隠されているとしたら、あなたならどうしますか?

 

そんなテクノロジーの恐ろしい側面を映画にしたものが「スノーデン」でした。

大まかなストーリーを言ってしまうと、ある個人が「個人情報を国が監視していた」という事実を暴露した話

 

この話のいちばん恐ろしいところは「実際に起こった事件であること」

実際に2013年にあった事件を元にして、この映画は作られています。

 

もう一度、テクノロジーについて、そして個人情報について考える良いタイミングになるであろう、この「スノーデン」という映画のレビューをしていきます。

 

▽最新の映画のネタバレあらすじ記事はこちら▽

journal-katsuhiro.hatenablog.com

 

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【ネタバレなし】「スノーデン」のあらすじと作品情報

「スノーデン」のあらすじ

2013年6月、イギリスのガーディアン誌が報じたスクープにより、アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的監視プログラムの存在が発覚する。ガーディアン誌にその情報を提供したのは、アメリカ国家安全保障局NSAの職員である29歳の青年エドワード・スノーデンだった。国を愛する平凡な若者だったスノーデンが、なぜ輝かしいキャリアと幸せな人生を捨ててまで、世界最強の情報機関に反旗を翻すまでに至ったのか。テロリストのみならず全世界の個人情報が監視されている事実に危機感を募らせていく過程を、パートナーとしてスノーデンを支え続けたリンゼイ・ミルズとの関係も交えながら描き出す。

(映画.comより抜粋)

 

 

「スノーデン」の映画概要

【原題】Snowden

【監督】オリバー・ストーン

【上映時間】135分

【日本公開日】2017年1月27日(金)

【出演】
 ジョセフ・ゴードン=レビッド

シャイリーン・ウッドリー

メリッサ・レオ

ザッカリー・クイント

トム・ウィルキンソン

 

監督は社会派ドラマ、メッセージ性の強い映画を描くことに定評があるオリバー・ストーン

自らはベトナム戦争に参加したことがあり、同じベトナム戦争を題材に描いた「プラトーン」はその年のアカデミー受賞作になるなど。「プラトーン」はアメリカ軍が、ベトナム人にした卑劣な行為や、戦争の狂気じみた雰囲気など、リアルに描いた作品でした。

どちらかというと、重々しいメッセージ性の強い作品が多いのですが、ぼくはオリバー・ストーン監督の作風が好きです。

 

主役のスノーデンを演じるのは、ジョセフ・ゴードン=レビッド。「(500)日のサマー」などに出演していた実力派の俳優です。

スノーデンの悲壮感がある雰囲気をリアルに演じ、スノーデンに感情移入しながら、作品の中に入り込むことができます。

 

スノーデンのパートナー:リンゼイ・ミルズを演じるのはシャイリーン・ウッドリー。

「ダイバージェント」シリーズや、「きっと、星のせいじゃない」で主演を演じるなど、ティーンエイジャーや若者たちに人気のある女優です。

 

【ネタバレあり!】「スノーデン」のネタバレまとめと感想

 

 

 

 

 

 

以降、ネタバレもバンバンあるので、「まだ観てないよ!」という人はご注意ください。

 

 

 

 

「スノーデン」鑑賞後には

  • 実際にアメリカは「個人情報侵害」を行っていたという恐怖
  • スノーデンは「英雄」か「裏切り者」か?
  • ジョセフ・ゴードン=レビッドの演技が極上

というポイントが心に残りました。

 

それぞれについてまとめていきたいと思います。

 

 

実際にアメリカは「個人情報侵害」を行っていたという恐怖

Joseph Gordon-Levitt in Snowden (2016)

 

映画「スノーデン」は、事実を元にしたストーリー。

実際に2013年6月にイギリスのガーディアン紙が報じたスクープ「アメリカ政府が秘密裏に構築した監視プログラム」の存在を明らかにした「スノーデン事件」。

その事件までの前日譚とそこに至るまでのスノーデン本人の経緯を描いたノンフィクション映画となります。

 

NSA(アメリカ国家安全保障局)職員となったスノーデンは、NSAが行っている捜査の実態を見ます。

それは「テロ対策」という名目でありながら、世界中の個人のメール、チャット、SNSを監視し、膨大な情報を収集、利用しているという実態。

 

 

普通にこんなことがやられていたら「怖い」どころの騒ぎではないですよね。

 

スタンバイ状態のカメラにハッキングし、プライベートでな空間も監視。

メール、メッセージを一括検索できるシステムを使用し、個人のメッセージ履歴も監視可能。

SNSの情報を監視し、「誰が、どこで、誰と、何を」していたかなども細かくアメリカ政府は監視していました。

 

さらにスノーデンの上官たちは、個人的な威信と昇進のために利用していた実態も。

その手順も実に恐ろしい……。

資産家のプライベートを探り、攻撃して、傷心のところに親身になって近づく……。その後は犯罪をでっち上げ、逮捕、という流れ。

控えめに言って、「国のため」と言っても、許されるものではありません。

 

果たして「テロ対策」のために、何も知らない個人の情報までも監視し、プライベートまで丸裸にする行為は、「国民を守る行為」に当たるのか?

安全を求める国民に対して、どこまでが許される行為なのか?

 

そんな個人情報に関する疑問が生まれた映画だったと思います。

 

 

スノーデンは「英雄」か「裏切り者」か?

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スノーデンは国家による個人情報侵害を勇気を持って告発した「英雄」なのでしょうか?

それとも、国家の秘密を敵国を含む全国民に与えてしまった「裏切り者」なのでしょうか?

 

スノーデンが告発に至った動機は、「テロとは何の関係もないインターネットや携帯電話での発言、個人の趣味、愛情、友情さえも脅かされかねない現実に疑念を覚えたから」でした。

スノーデン自身も、アメリカの情報機関:NSAか情報を持ち出した行為は違法だともちろん知っていましたが、己の正義感、そして家族への深い愛情から告発せざるを得なかったように思えます。

  

ジョセフ・ゴードン=レビッドの演技が極上

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 もう1つの率直な感想は、「ジョセフ・ゴードン=レビッドの演技がすげぇ!」でした。

 

この「スノーデン」で主役を演じたジョセフ・ゴードン=レビッド。

もともと演技がうまいことで知られていますが、それにしてもスノーデンの独特な話し方、仕草、感情の表現などどれを取ってみてもジョセフ・ゴードン=レビッドは素晴らしかったように見えました。

 

 

 

 

【ネタバレあり】「スノーデン」のカンタンまとめと個人的感想

同じく「スノーデン事件」を描いた作品にはアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した「シチズンフォー スノーデンの暴露」だありますが、今作はスノーデンの苦悩をより詳しく描いていました。

 

どのように国を愛する青年:スノーデンは最高機密を盗み出すまでに至ったのか。

そんなスノーデンの苦悩と、心境の移り具合なども考えて映画を観てみるとツラいものが……。

 

スノーデン自身が「国民に判断してほしい」と言っていたので、自分なりの意見を言わせてもらうと、スノーデンの行為は「正義」だったと思います。

 

国家機密を扱う職員としては、決して褒められた行為ではありませんが、それでも誰かがやらなくてはいけなかった……。

もしスノーデンの告白がなかったら、今もアメリカによる個人情報の侵害が行われていたかもしれません。

 

映画では「ロシアで亡命して暮らす」という終わりになっていますが、スノーデン事件は解決していません。

というのも、亡命の許可の関係上、いつまでもロシアでクラスことは事実上できないから。

 

スノーデン自身もそれを熟知しており、最終的には「アメリカ本土で公正な裁判を受けること」を目的にしています。

これからも長く尾を引き続けるであろう「スノーデン事件」。

 

決して観て損になる映画ではないので、ぜひ鑑賞をオススメします。

 

 

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