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映画『メリー・ポピンズ リターンズ』感想&まとめ 正統派ディズニーミュージカルです!

この記事は「映画『メリー・ポピンズ リターンズ』感想&まとめ」です。

 

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1964年公開の映画『メリー・ポピンズ』。その続編が公開されるってことで公開日に観てきました。

何がすごいって『メリー・ポピンズ』の「続編」っていうこと。50年以上も前の作品を2019年の今になって公開するってすごいことですよ!1964年公開ということは「東京オリンピック」が開催された年でもありますからね。しかも「リニューアル」じゃなくて「続編」なんですよ。『スター・ウォーズ』シリーズの続編を待ち望んでいた人も多いと思いますが、『メリー・ポピンズ』は続編公開まで、それ以上の時間がありましたからね。ディズニーの力の入れ具合が伺い知れます。

 

今回はそんな帰ってきた『メリー・ポピンズ リターンズ』の記事を書いていきます!

 

 

【ネタバレなし】『メリー・ポピンズ リターンズ』のあらすじと映画概要

あらすじ

大恐慌時代のロンドン。バンクス家の長男マイケルは今では家庭を持つ父親となり、かつて父や祖父が働いていたロンドンのフィデリティ銀行で臨時の仕事に就いていた。しかし現在のバンクス家に金銭的な余裕はなく、さらにマイケルは妻を亡くしたばかりで家の中も荒れ放題。そこへ追い打ちをかけるように、融資の返済期限切れで家まで失う大ピンチに陥ってしまう。そんな彼らの前に、あの「ほぼ完璧な魔法使い」メリー・ポピンズが風に乗って舞い降りてくる。

 

『メリー・ポピンズ リターンズ』の予告映像はこちらから▽ 

 

映画概要

映画『メリー・ポピンズ リターンズ』

原題:Mary Poppins Returns

公開時期:2019年2月1日(金)
監督:ロブ・マーシャル(『シカゴ』『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』)
脚本:デヴィット・マギー(『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日間』)
配給:ディズニー

上映時間:131分 

 

アカデミー賞を5部門を獲得した『メリー・ポピンズ』の続編。今作も2019年のアカデミー賞に4部門ノミネートされており、期待の続編と言えそうです。

監督は『シカゴ』や『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』での監督経験があるロブ・マーシャル。舞台演出家や振付師としても活躍しており、「美しい描写」を作るのがとても上手い監督です。(現に『メリー・ポピンズ リターンズ』でも「美術賞」にノミネートされています。)

脚本を務めるのは『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日間』のデヴィット・マギー。

 

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出演

エミリー・ブラント(メリー・ポピンズ)

リン=マニュエル・ミランダ(ジャック)

ベン・ウィショー(マイケル・バンクス)

エミリー・モーティマー(ジェーン・バンクス)

ジュリー・ウォルターズ(エレン)

コリン・ファース(ウィリアム・ウェザーオール・ウィルキンス)

メリル・ストリープ(トプシー)

 

主役であるメリー・ポピンズを演じるのはエミリー・ブラント。『プラダを着た悪魔』や『ボーダーライン』『クワイエット・プレイス』などの有名作に多数出演。今作『メリー・ポピンズ リターンズ』では、ゴールデングローブ賞にノミネートされるなどすばらしい演技をしています。

メリー・ポピンズのある種のパートナー:ジャックを演じるのはリン=マニュエル・ミランダ。音楽に造形があり、作詞作曲などを担当することも。今作でも歌唱シーンが多数あり、その歌唱力は目を見張るものがありました。

そのほかにも『キングスマン』のコリン・ファースや、『マンマ・ミーア!』のメリル・ストリープなども出演。豪華出演陣でディズニー新作『メリー・ポピンズ リターンズ』を彩ります。

 

エミリー・ブラントがインタビューに答えていました。気になる方はこちらからどうぞ。

eiga.com

 

 

【ネタバレあり!】映画「メリー・ポピンズ リターンズ」ストーリーまとめ

 

以降、ネタバレもあるので、「まだ観てないよ!」という人はご注意ください。

 

 

現実と童話の世界がミックスした世界観がすばらしい。この一言に尽きますね。

細かな部分での感想はありますが、「The ディズニー映画」のような感じでした。ミュージカルであり、あたたかなメッセージがこもった映画だったように思います。

「失ったものばかり数えてはいけない。あなたに残っているものを探しなさい」とメリー・ポピンズのメッセージが散りばめられていた気がします。

 

以降、こまかな感想に移っていきます。

 

ディズニーらしいミュージカルストーリー。これぞ王道ディズニー

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『メリー・ポピンズ リターンズ』は「これぞディズニー!」というストーリー展開でした。良くも悪くもそこがポイント。良くいえば「王道のミュージカル映画」、悪くいえば「世界観で突き進む映画」という感じの映画でしたね。

 

 個人的には「王道ディズニーミュージカル」って印象がいちばん強かったです。

 

『メリー・ポピンズ リターンズ』は『メリー・ポピンズ』の正統的な続編という立ち位置。その設定をうまく活かしていたなぁと感じます。前作の世界観はそのままに、映像は美しく、メリー・ポピンズらしさは残していました。

 

エミリー・ブラントの演じるメリー・ポピンズも、前作でジュリー・アンドリュースが演じたメリーに良く似ていました。仕草だったり、子どもたちに対する態度だったり、「メリー・ポピンズらしさ」が存分に出ていました。

きっとスタッフも、エミリー・ブラントも『メリー・ポピンズ』が大好きだったんじゃないかな?そう感じるほどの前作への「愛」とオマージュが感じられる作品だったように思います。

 

 

けれど「ひとつひとつのエピソードが少し長いかな……」という率直な印象は拭えません。ひとつのシーンにかける時間が長すぎて、なかなかストーリーが進まないんですよね。

たしかに「お風呂の中の冒険」「割れた花瓶の冒険」「霧がかった街での冒険」など、心躍るようなミュージカルシーンが目白押しでした。しかし、チカラを入れてミュージカルシーンを撮ったぶん、現実世界でのストーリーの信仰が遅かった気がします。

これが『メリー・ポピンズ リターンズ』のちょっとなぁと感じたことのひとつでしたね。

 

現実とアニメーションのコラボレーションがすごい

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そんな「王道ディズニーミュージカル」の『メリー・ポピンズ リターンズ』。

 

いちばん心奪われたのは「割れた器での冒険」。実写でありながらアニメーションとのコラボレーションは、前作の「実写&アニメーションの融合」という最大の特徴を彷彿とさせるものでした。

 

しかも「すごいなぁ」と感じたのは、CGに頼り切っていないこと。直前にあった「バスタブから海底に行くシーン」ではCGに頼っていましたが、「割れた器での冒険」では、実写とアニメーションの融合が完璧にされていました。

昔ながらの手書き調のアニメーションを使っているところがとても良かったんですよね〜。メリーと子どもたちが乗った馬車や、犬の運転手などすべてが手書きっぽく作られているところが素晴らしかったです。

前作『メリー・ポピンズ』で多用されていたようなアニメーションが、ノスタルジックに使用されていて、「うわぁ〜、懐かしい映像だ…」と思わず声が出てしまいそうになりましたね。

 

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その後メリーとジャックが、テント内で行われるショーに飛び入り参加。このショーも素晴らしかった。本でできた舞台で、ふたりが踊りながら気持ち良さそうに歌うんですよね。

本で階段が出来上がっていくシーンなんて、昔ながらのアニメーションと実写がシンクロしていて、とても観ていて楽しいシーンでした。

 

 

「大切なものはすぐ近くにある」って伝えたい

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 ディズニー映画といえば「メッセージ性」。

この『メリー・ポピンズ リターンズ』では「失ったものばかりではない。大切なものはすぐ近くにあるよ」というメッセージが込められていたように思います。

 

今作に登場するバンクス家の3人の子どもたちが、母親を失った悲しみでふさぎ込んでしまうシーンがあります。

そんな3人に向かって

「永遠にいなくなった訳ではないわ。今はいないだけよ。」

「月の裏側に隠れてしまっているだけなの」

「あなたたちに会えることを楽しみに待っているのよ」

 と静かにメリーが歌うシーンは感動しました。

 

さらには、子どもたちが道に迷ってしまうシーンもとてもすばらしいメッセージに溢れていました。

「小さな光が導いてくれる」

という歌詞が示すもの、それは「日々の小さな幸せ」に目を向けることで、あなたの人生はすばらしいものになるというメッセージのように感じました。

ほんとうは、ぼくたちの人生は「小さな幸せ」の満ち溢れています。しかし「失ったもの」「ないもの」ばかりに目を取られているうちに、そんな「小さな幸せ」に気づけなくなってしまっているんです。

『メリー・ポピンズ リターンズ』はそんな「小さな幸せ」の大切さをあらためて教えてくれるメッセージ性のある映画でした。

 

【ネタバレあり】映画「メリー・ポピンズ リターンズ」個人的感想

 「ディズニー史上最高のハッピーを」というポスターの触れ込みを考えると「どうかな〜」と思ってしまいます。しかし「彼女の魔法は美しい」というポスターの言葉は間違えていないです。

それほどまでに「美しい映像」が多かった気がしますね。少なくとも個人的には『メリー・ポピンズ リターンズ』の映像は好きでした。

 

だけど「ストーリーがいまいち……」という感想は拭えないです。第一にストーリーの進みが遅いんですよね。心奪われるシーンは多いのですが、1本1本のシーンが長い。いくら綺麗なシーンが多くても、「映画」という体裁をとっているぶん「ストーリーの美しさ」も必要だと思います。

 

総合すると『メリー・ポピンズ リターンズ』は「美しい映像はすばらしい。ストーリーやキャラクターはうーん…」という感想でしょうか。

次々と繰り広げられる「歌」と「ダンス」は、アトラクション感とエンターテイメント感が強いです。なので、子どもたちは楽しめる作品となっているでしょう。大人が楽しむにはストーリー性が少ないかなって感じです。

 

けれど「王道ディズニーミュージカル」であることは間違いなし

家族みんなで観れば、必ずハッピーな気持ちになって帰れるはずです。あ、それが「ディズニー史上最高のハッピーを」ということなんでしょうね。家族みんなで笑顔で映画のことについて話す時間。そんな「小さな幸せ」をくれる『メリー・ポピンズ リターンズ』は一見の価値ありですよ!

 

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