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映画「アリー スター誕生」ストーリーをネタバレ解説!まとめ&感想も!依存症に警鐘を鳴らすメッセージも

 

ブラッドリー・クーパー監督、レディ・ガガ主演の映画「アリー スター誕生」を公開日に観てきましたのでレビュー記事を書いていきます。

 

12月に一番注目だったのはこの「アリー スター誕生」

 

アカデミー賞有力候補」と言われている今作は、「アメリカン・スナイパー」のブラッドリー・クーパーが監督として撮影したことでも注目を集めていました。

さらにそのブラッドリー・クーパーと共に主演を務めたのが、歌姫レディ・ガガです。

予告編でもその力強い歌声をとことん披露していたので、音楽映画が好きなぼくは「絶対に公開日に観に行く!」と強い思いでいました。

 

ところが、映画館に足を運んで見始めると、「あれ?思ってたのと違うぞ?なんか不穏な空気がする……。」と裏切られる展開に。

 

それもそのはず、この「アリー スター誕生」は主人公であるアリーがスターダムへ上がる単なる「成功物語」ではなく、スターの「光と陰」を描いた作品

単なるラブストーリーでもなく、よくあるアメリカンドリームの話でもなく……。

 

そんな語るべきことが多い映画「アリー スター誕生」について記事を書いていきます。

 

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【ネタバレなし】「アリー スター誕生」のあらすじと概要

「アリー スター誕生」のあらすじ

昼はウエイトレスとして働き、夜はバーで歌っているアリー(レディー・ガガ)は、歌手になる夢を抱きながらも自分に自信が持てなかった。ある日、ひょんなことから出会った世界的シンガーのジャクソン(ブラッドリー・クーパー)から歌を高く評価される。アリーは彼に導かれてスター歌手への階段を上り始め、やがて二人は愛し合うようになるが、ピークを過ぎたジャクソンは、徐々に歌う力を失っていく。

シネマトゥデイより抜粋

 


映画『アリー/ スター誕生』予告【HD】2018年12月21日(金)公開

 

「アリー スター誕生」の映画概要

【原題】A Star Is Born

【監督】ブラッドリー・クーパー

【上映時間】136分

【日本公開日】2018年12月21日(金)

【出演】
ブラッドリー・クーパー
レディー・ガガ
サム・エリオット
アンドリュー・ダイス・クレイ
デイヴ・シャペル

 

元はクリント・イーストウッドが監督、ビヨンセが主演という予定だった作品。

しかし、双方の予定が合わず、監督はブラッドリー・クーパー、主演はレディ・ガガへと代わります。

 

結果だけ見れば、これは大成功。

レディ・ガガ自身のバックグラウンドも相成り、ブラッドリー・クーパーの演出も素晴らしいものに。

特にレディ・ガガはどハマりの役立ったと感じます。

 

現在「アリー スター誕生」はゴールデン・グローブ賞5部門ノミネートとなっており、アカデミー賞でも受賞が有力視されています。

 

【ネタバレあり!】「アリー スター誕生」のネタバレまとめと感想

予想していたアリーの「アメリカンドリーム」を掴むだけの話ではなく、スターの苦悩なども描かれた作品でした。

最後はやるせない感情に包まれつつも、監督のメッセージが込められた映画になっていました。

 

以降、ネタバレもバンバンあるので、「まだ観てないよ!」という人はご注意ください。

 

 

 

「アリー スター誕生」鑑賞後の大きな感想は3つ

 

  • ライブの力強さとガガのパワフルな歌声
  • 幸せの中に不穏な空気がずっとまとわりつく
  • アルコール&ドラッグ依存症に陥っていくジャクソン

 

それぞれについてまとめ&感想を書いていきます。

 

ライブの力強さとガガのパワフルな歌声

Bradley Cooper and Lady Gaga in A Star Is Born (2018)

さすがは歌姫といったところでしょうか。

 

アリーを演じるレディ・ガガの歌声がただただ大迫力。

この「アリー スター誕生」は音響の良い映画館で観ることをオススメします。

(音響の良さで一番オススメなのは立川のシネマシティです。)

 

物語の冒頭は世界的シンガーのジャクソンのライブシーンから始まります。

この爆音にいきなりガチッと心を捕まれ、映画の世界に没頭することになります。

 

その後も、音楽映画ということもあって大迫力のライブシーンが多いこと。

音楽映画が大好きなぼくは、もうこの時点で「この映画好き!」と思っちゃいましたね(笑)

 

特にライブシーンで圧巻だったのは、アリーがジャクソンに連れられ、初めてコンサートで歌うシーン。

前日の夜に、「二人だけで唄った歌」である「シャロウ」を次の日のコンサートで披露するという大スターの無茶振りにも答えたアリー。

 

正直、レディ・ガガの声量と歌唱力に驚きっぱなしでした。

ブラッドリー・クーパーのギターも良い味を出していて、コンビネーションが最高でした。

 

そして、レディ・ガガの演技力も本物。

レディ・ガガ自体も、下積み時代はショーパブで歌を歌っていた経験があるため、劇中でのアリーの下積み時代とも非常にマッチ。

「これって実話!?」と錯覚してしまうような、物語への入りようでした。

レディ・ガガの演技力なしでは、「アリー スター誕生」は成り立たなかったでしょう。

 

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幸せの中に不穏な空気がずっとまとわりつくストーリー

Bradley Cooper and Lady Gaga in A Star Is Born (2018)

 

個人的には、開始30分後のライブシーン後くらいから「不穏な空気」を感じていました。

ストーリー上では、アリーの成功をジャクソンも喜びながら、二人で幸せそうに暮らしていたり、結婚したりします。

 

歯車が狂い始めたのは、アリーのデビューが決まり始めた頃。

もともとの歌唱スタイルとは違う、「ダンスポップ」のようなスタイルで売り出されていくアリー。

その様子にジャクソンは、不服そうな雰囲気も出していました。

 

それに加え、ジャクソンは兄のボビーとも仲違い。

もともと患っていた難聴もどんどん悪化していき、音楽界の中心から遠ざかっていきます。

 

決定的な事件は何もなかった無く、表面上はアリーとジャクソンの生活は幸せそのもの。

そんなじわじわと真綿で絞め殺されるような「ゆっくりと潜む陰」のようなストーリー展開もあったように思います。

 

アルコール&ドラッグ依存症に陥っていくジャクソン

Bradley Cooper in A Star Is Born (2018)

 

昨今、ハリウッドを賑わせている「依存症問題」。

アメリカでは深刻なものがあり、ジョニー・デップや、ベン・アフレックなどの超有名俳優もアルコール依存症に悩まされるなど、「依存症問題」は注目を集めています。

 

日本でも2018年にアイドルが「アルコール依存症」により、事件を起こして引退するという事件もありました。

 

この映画の大きな1つのテーマが「アルコール&ドラッグ依存症について」と言われており、監督のブラッドリー・クーパーが一番伝えたかったメッセージでしょう。

そもそもブラッドリー・クーパー自身も「アルコール依存症」だったことがあり、その危険性について熟知しているということも大きなポイントでしょう。

 

ストーリーではジャクソンがアルコールに溺れ、アルコール依存症へ。

その展開の中でも、誰かを責めるようなこともなく、妻であるアリーへも「お前は悪くない」という言葉がかけられます。

物語でも、そのようなジャクソンに向けて「善悪の判断」をするのではなく、「ただ依存症の事実を映し出す」だけでした。

 

これはその通りで、アルコール依存症は「病気」であって、他の誰のせいでもありません。

最近、ハリウッドでは、「夫が依存症になり、妻がその責任を糾弾される」という展開もありました。

ブラッドリー・クーパーは、このような現場にも「パートナーが責められるのはちがう。本人以外は責められるべきではない」との意思もありそうです。

 

なにはともあれ、「依存症問題」への警鐘と啓蒙をしている描写がたくさんあることも印象的でした。

 

【ネタバレあり】「アリー スター誕生」のカンタンまとめ

個人的な感想はこの3つ。

  • ライブの力強さとガガのパワフルな歌声
  • 幸せの中に不穏な空気がずっとまとわりつく
  • アルコール&ドラッグ依存症に陥っていくジャクソン

 

主演:レディ・ガガの「歌の素晴らしさ」と、監督:ブラッドリー・クーパーの「現代ハリウッドの『依存症』への警鐘」。

この2つが強烈に絡み合うことで、「アリー スター誕生」の魅力を作り出していました。

 

主演となるレディ・ガガの演技力も最高でした。

歌の爽快感とともに、重厚なメッセージを提供する「アリー スター誕生」。

鑑賞は「音響の良い映画館」でどうぞ!!

 

▽大迫力のサウンドトラックはこちらからどうぞ▽